疾患を抱えた子どもを持つファミリークリエイター・modeA NoRi「生きているだけでありがとうと感じる日々」LINE VOOMクリエイターインタビューVol.3
charmmy 2024年08月19日 16:00
トークアプリ・LINE内にある動画プラットフォーム・LINE VOOM。誰でも気軽に動画を作成、投稿することができて、LINEを使用している多くのユーザーからも視聴されるため、好評を得ている動画プラットフォームです。そこで今回は、LINE VOOMで活躍している人気のクリエイター・modeA NoRiさんにインタビュー! 動画投稿に懸ける想いや子育ての中で感じた自身の成長等、語っていただきました。
目次
LINE VOOMでは「もっと家族同士の絡みを見せられたら」
これまでは、5歳の娘のアリアの成長記録をVlogとしてメインで投稿していました。今年、息子のソウヤが産まれたので、今はアリアとソウヤ、そしてその中でトレンドを取り入れた動画や、子育てあるある動画、そして犬も飼っているので、犬とパパも一緒に絡みながらファミリー全体での動画を制作しています。
――視聴者層としてはどの世代の方が多いでしょうか?
私と同世代の子育てをしている女性ももちろん多いのですが、実は一番多いのが50代、60代の女性になります。その方たちは、アリアとソウヤのことをご自分の孫のように見守ってくださっているんですよね。あとは、アリアが早産だったり、ソウヤも鎖肛という疾患を抱えて産まれてきた子なので、同じ疾患を抱えたお子さんを育てているご夫婦の方も観てくださっています。
LINE VOOMさんは、やっぱり他のプラットフォームよりもLINEという身近なアプリになるので、その分、幅広い視聴者層がいるんじゃないかなと思います。特にLINEはご年配の方にも浸透していますし、その中で動画が視聴できるというのは、わざわざ他のアプリで動画を観るよりも使いやすいのかもしれません。
――今までLINE VOOMで投稿した中で1番反響のあった動画は?
基本的には、やっぱり万人受けする内容の動画はバズりやすいというのはありますね。共感しやすい動画はコメントやいいねがしやすいという傾向はあると思います。これまで投稿した中でいうと、アリアがトルコアイスを食べている動画はすごく反響がありました。トルコアイスに翻弄されている娘の姿が可愛いというコメントがすごく多かったです。動画の内容にちなんで、アイスのスタンプを押してくださる方もたくさんいらっしゃいました。
ソウヤは鎖肛という疾患を持って産まれてきたので、長い期間、入退院を繰り返しています。そういう事情があり、動画の内容がお姉ちゃんはお姉ちゃん、息子は息子という感じでそれぞれ単体になってしまっているんです。だから、ソウヤが退院したら、もっと家族同士の絡みを見せられる動画を作っていきたいなと思っています。LINE VOOMの中でも、ファミリークリエイター=modeA NoRiと思っていただけるように頑張っていきたいです。
「視聴者の方からのコメントで希望を貰っています」
まだあまり一緒に過ごせてはいないのですが、自分がお姉ちゃんになったという気持ちはすごく芽生えているように感じます。ソウヤと一緒にいる時は、私の真似をして一生懸命お世話をしようとしてくれますし、ソウヤが傍にいない時は、「ソウヤはどうしているの?」とか「会いたいな」と言ってくれたり。これまでは、その場にいない人のことを考えたり、気にかけるということはあまりなかったように思うので、自分の弟だという認識があるからこそ、人に対する気遣いや思いやりの心が芽生えたんだろうなと思いますね。
そうですね。あとは、「これをしてあげよう」、「これをやってあげたい」ということもよく言ってくれています。自宅で絵本を読んでいても、「ソウヤに読んであげようね」とか。だから、これからは娘の成長が垣間見れるシーンも撮影して、動画にしてあげたいなと思っています。
――先ほども少しお話にあがりましたが、ソウヤくんには疾患があるとのことで、modeA NoRiさんご自身にも日々、様々な葛藤があるかと思います。そんな状況をどのようにして乗り越えているのでしょうか?
自分の子どもに疾患があると知った時は、やっぱりすごく悲しくて、子どもに対しても申し訳ないという感情を抱いたこともありました。もちろん今も、悲しくなるような状況はたくさんあります。でも、泣いても何も変わらないですし、悲しむよりも、今できることはなんだろうと、あまり悲観的にならずに考えるようにしています。何よりも、命があるだけでありがたいということは忘れずにいたいなと。
それに、動画を発信することによって得ることもすごく多いんです。視聴者さんからコメントで自分が知らなかった情報を教えていただくこともありますし、私が動画を投稿することで、いつか誰かの助けになる時が来るかもしれないという想いを持って今は前を向いています。
本当にたくさんあるのですが、「自分の子どもも同じ疾患を持っていましたが、今は退院して元気に成長しています」、「幼い頃は疾患を持っていましたが、もう息子は社会人になりました」等、同じ境遇を経験した方々の言葉から希望を貰っていますね。それに、投稿した動画のコメント欄で、悩みを抱えた方々がコメントし合って、その情報が皆の役に立つということもありますし、私だけではなく視聴者の方にとっても前向きに考えられるキッカケになっていたら嬉しいです。
困難を乗り越えてきたからこそ持てた、心の余裕
私はまだ端くれで大それたことは何も言えないですけど、時には家族で悲しい気持ちを共有しあうことも大切だと思います。でも、涙した後には、子どもの力を信じて、一歩一歩、前に進んでいけたらいいのかなと。あと、疾患を持っていることは必ずしもマイナスなことだけではないと思うんです。
例えば、アリアは早産だったのですが、もしそうやって生まれてこなかったら、もっと日常のちょっとしたことで怒ったりイライラしたりすることも多かったと思います。でも、今はもう「生きているだけでありがとう」と感じますし、存在してくれているだけで嬉しい。そうやって、心に優しさや余裕を持てたのは、困難を乗り越えてきたからこそなんだなと思いますね。
そうですね。本来であれば、死というものは子どもが大人になってから感じるものだと思うんです。でも、自分の子どもに対して「死んでしまうかもしれない」という衝撃と危機感を覚えたことで、今生きてくれていることの大切さ、健康でいられるありがたみということを強く感じているなと思います。
それに、世の中には自分が知らないだけでさまざまな疾患を抱えて生きている人たちがこんなにたくさんいるのかということにも気づかされましたし、そういう状況の中でもたくさんの人が精一杯、今日を生きているということ、その尊さは子どもたちが教えてくれたことだと思います。
――modeA NoRiさんご自身も、お子さんたちからたくさんの学びを得て、成長されているということですね。
本当にそうだと思います。だから、悲しい、辛いという感情よりも、子どもたちが教えてくれたことを大切にしていきたいですね。
――子育てに奮闘しているママさんたちは本当に忙しい日々を送っていると思うのですが、そんなハードな毎日の中でも、modeA NoRiさんのように美しさを保つ秘訣があれば教えてください!
私は自分でも反省するぐらい、何もできていないんです……。最低限、髪の毛とまつ毛だけでも整えていれば、ちゃんとしているように見えるかなと思って(笑)、美容院とまつエクサロンには月1で通っています。その時は、パパに子どもを見ていてもらったり、子連れでも行けるところを探したり。あとは、もう本当にシンプルに、時短で済む化粧品を揃えています。
LINE VOOMは「誰でも気軽に動画作りを楽しめる」
まずLINEというアプリがすごく身近なものだと思うのですが、LINE VOOMはLINEのトーク画面の隣にあるプラットフォームで、たくさんの方の目に触れる機会が多いのが良いところだなと感じています。そして、動画のネタに悩んでも、LINE VOOMの中でハッシュタグキャンペーンというものをやってくれているので、そこを見れば動画の参考になりそうな情報も載っていますし、誰でも気軽に動画作りを楽しめるというのが大きなポイントだと思うので、ぜひチャレンジしてみてください!